子宮頸がん予防ワクチン(2価または4価HPVワクチン)の接種について
更新日:2020年10月23日
子宮頸がん予防ワクチンについては、国の方針により対象者への積極的な接種勧奨は行っておりませんでした。
令和2年10月9日の国通知を受け、鎌ケ谷市では、公費で接種できるワクチンであることを知っていただくとともに、対象者には順次、接種についての情報提供を行ってまいります。
ヒトパピローマウイルス感染症とは
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性経験のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんを始め、肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭(せんけい)コンジローマ等多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。
HPV感染症を防ぐワクチン(HPVワクチン)は、小学校6年生から高校1年生相当の女子を対象に、定期接種が行われています。
子宮頸がん予防ワクチンの有効性について
HPVワクチンは、子宮頸がんをおこしやすいタイプであるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50%から70%を防ぎます。
HPVワクチンを導入することにより、子宮頸がんの前がん病変を予防する効果が示されています。また、接種が進んでいる一部の国では、まだ研究の段階ですが、子宮頸がんを予防する効果を示すデータも出てきています。
子宮頸がん予防ワクチン(2価または4価HPVワクチン)
接種対象者と接種期間
小学校6年から高校1年に相当する年齢の女子
(12歳となる日を含む年度の初日から、16歳となる日を含む年度の末日まで)
【備考】上記の接種期間を過ぎた場合、公費での接種はできません。
なお、標準的な接種期間は、中学1年生に該当する年度の1年間です。
2価ワクチン(サーバリックス)
- 【標準的な接種間隔】
1回目の接種後、1ヵ月の間隔をおいて2回目の接種を行い、1回目の接種から6ヵ月の間隔をおいて3回目の接種を行います。 - 【上記の間隔で接種ができない場合】
1回目の接種後、1ヵ月以上の間隔をおいて2回目の接種を行い、1回目の接種から5か月以上かつ2回目の接種から2か月半以上の間隔をおいて3回目の接種を行います。 - 接種スケジュールについては、医師とご相談ください。
4価ワクチン(ガーダシル)
- 【標準的な接種間隔】
1回目の接種後、2ヵ月の間隔をおいて2回目の接種を行い、1回目の接種から6ヵ月の間隔をおいて3回目の接種を行います。 - 【上記の間隔で接種ができない場合】
1回目の接種後、1ヵ月の間隔をおいて2回接種を行い、2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて3回目の接種を行います。 - 接種スケジュールについては、医師とご相談ください。
接種を受けるには
接種前のご注意
- 医療機関には、必ず事前に連絡をして、予約をしてから受診してください。
- 接種を受ける際は、母子健康手帳をご持参ください。母子健康手帳を紛失された場合は、再発行が必要です。申請者の身分証をご持参の上、健康増進課窓口(総合福祉保健センター1階)にてお手続きをお願いします。
- 【13歳未満の方が接種するとき】
原則保護者の同伴が必要です。保護者が特段の理由で同伴できない場合は、お子様の健康状態を普段からよく知っておられる親族(祖父母)などが同伴し、予防接種を受けることが可能です。事前に委任状を記入し、予診票と一緒に医療機関へ提出してください。委任状はこちらからダウンロード(PDF:93KB)の上、印刷してご利用ください。健康増進課窓口にもご用意しております。
- 【13歳以上の方が接種するとき】
保護者の方は、 にて「小学校6年から高校1年相当 女の子と保護者の方へ大切なお知らせ」リーフレットの概要版もしくは詳細版(PDF形式)をお読みください。保護者がワクチン接種の効果や安全性等について理解し、納得した上でお子さまの予防接種を希望する場合は、予診票へ保護者自筆による署名をすることにより、保護者が同伴しなくとも接種を受けることができます。
市内医療機関で接種する場合
- 予防接種の効果と副反応について十分ご理解いただくため、 にて、「小学校6年から高校1年相当 女の子と保護者の方へ大切なお知らせ」リーフレットをお読みください。同リーフレットは、下表の市内指定医療機関または健康増進課窓口にも備えています。
- 接種について十分ご理解いただいた上で、下表の市内指定医療機関にお問い合わせおよび予約の上、受診してください。予診票は、医療機関に備えています。
医療機関 | 所在地 | 電話番号 | サーバリックス | ガーダシル |
---|---|---|---|---|
あおぞらファミリークリニック | 鎌ケ谷1-4-31-3F | 電話:047-401-2351 | ○ | ○ |
片桐内科医院 | 道野辺1051-1 | 電話:047-446-2000 | ○ | |
かまがや診療所 | 東中沢1-15-61 | 電話:047-446-3611 | ○ | |
庄司内科医院 | 富岡1-6-5 2F | 電話:047-445-9855 | ○ | |
東邦鎌谷病院 | 粟野594 | 電話:047-445-6411 | ○(高校生以上のみ) | ○(高校生以上のみ) |
原沢外科内科整形外科 | 鎌ケ谷3-3-45 | 電話:047-443-8226 | ○ | |
本田産婦人科クリニック | 鎌ケ谷1-5-79 | 電話:047-446-0733 | ○ | |
三田医院 | 右京塚7-8 | 電話:047-444-7122 | ○ | ○ |
鎌ケ谷市外の医療機関で接種する場合
やむを得ない事情により、市内医療機関で予防接種を受けることができない場合は、「千葉県内定期予防接種相互乗り入れ制度」に加入する千葉県内の医療機関で接種を受けることができます。
- にて、「千葉県内定期予防接種相互乗り入れ事業協力医療機関名簿」に接種する医療機関が掲載されているか、「ヒトパピローマウイルス(子宮頸がん)ワクチン」の欄に○がついているかを事前に確認してください。確認ができない場合は健康増進課予防係(電話:047-445-1390)へご連絡下さい。
- 予防接種の効果と副反応について十分ご理解いただくため、 にて、「小学校6年~高校1年相当 女の子と保護者の方へ大切なお知らせ」リーフレット(PDF形式)をお読みください。
- 接種について十分ご理解いただいた上で、健康増進課予防係へ「子宮頸がん予防ワクチンの接種を希望する」とお申し出ください。
- お電話(電話:047-445-1390)にてお申し出の場合は、後日予診票等を郵送致します。また、健康増進課窓口(総合福祉保健センター1階)にてお申し出の場合は、予診票等を即日発行いたします。
- 医療機関にお問い合わせおよび予約の上、接種を受けてください。
千葉県外の医療機関で接種する場合
千葉県外の医療機関で予防接種を受けるには、接種前に手続きが必要です。
また、千葉県内の医療機関で「千葉県内定期予防接種相互乗り入れ実施医療機関」に該当しない場合は、接種前に手続きが必要です。
手続きの方法などは以下のページをご覧ください。
お子さまの定期予防接種を鎌ケ谷市外(千葉県外)で希望される方へ
接種後のご注意
- 接種後は、 にて、「HPVワクチンを受けたお子様と保護者の方へ リーフレット(受けた後版)」(PDF形式)をお読みください。同リーフレットは、接種医療機関からもお渡しします。
- 接種後30分程度は、座って様子を見てください。また、接種当日は水泳やマラソンなどの激しい運動は避けてください。
- 下記のような症状が出た場合は、ワクチンを接種した医療機関へ相談してください。
- 注射の針を刺した時に、強い痛みやしびれがあった。
- 接種後、注射をした部分以外のところに痛みがある。もしくは、手足のしびれやふるえなどの気になる症状や体の変化があった。
関連リンク
子宮頸がん予防ワクチン(ヒトパピローマウイルスワクチン)接種の医薬品副作用被害救済制度について
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問い合わせ
健康福祉部 健康増進課 予防係
〒273-0195 千葉県鎌ケ谷市新鎌ケ谷二丁目6番1号 総合福祉保健センター1階
電話:047-445-1390
ファクス:047-445-8261
