かまがや取材日記 ミニ展示「交差するまちへ2」 令和8年3月25日
更新日:2026年3月31日

鉄道関係の資料が並べられた展示室
鎌ケ谷市郷土資料館では、第31回ミニ展示「交差するまちへ2 鎌ケ谷今昔物語 」が開催中です。
2016年に開催した「交差するまちへ 鎌ケ谷交通発展史」から10年がたち、この間に新京成線連続立体交差事業は完了し、東京10号線延伸新線計画用地の活用が始まるなど街の様相は大きく変わりました。そこで、鉄道の整備とそれに伴う街づくりの進展を写真パネルや資料で展示しています。
まず目を引くのが鎌ケ谷駅付近から新鎌ケ谷駅付近までの航空写真で、1944年から2024年までの9枚が並べられています。1944年の写真では土地のほとんどが畑ですが、1965年の写真から東武野田線や新京成線の沿線に住宅が増え始めます。1991年の北総線全線開通以降の写真では、密集する住宅と新鎌ケ谷地区の商業ビルやマンションが目立つようになり、街全体の発展の様子がよくわかります。
個々の事業では、新鎌ケ谷駅周辺の土地区画整理事業、新京成線の連続立体交差事業、鎌ケ谷駅東口の土地区画整理事業、初富駅周辺地区整備事業が取り上げられ、事業の内容を紹介する当時の広報かまがやや事業前と事業完了後の街並みの写真などが展示されています。
展示品の中で、特に面白かったのは1972年に計画されたものの2013年に中止となった幻の鉄道「千葉県営鉄道北千葉線(東京10号線延伸新線)」のパンフレットでした。北千葉線は、都営地下鉄10号線を本八幡駅(市川市)から新鎌ケ谷駅、千葉ニュータウン中央駅を経由して成田まで延伸する計画でした。しかし、多額の事業費や累積赤字を抱えていた北総線への影響などが懸念され計画は中止となりました。
1973年のパンフレットには、本八幡から新鎌ケ谷までの所要時間は8分で駅は3つ描かれています。具体的にどこに駅をつくろうと考えていたのでしょうか。新鎌ケ谷から成田までの所要時間は27分となっています。残念ながらこの鉄道は実現しませんでしたが、新鎌ケ谷駅南側の計画用地は現在、マンションと商業ビルが建設中です。
また、展示品の中には、昨年4月に京成電鉄に吸収合併された新京成線電鉄から寄贈された初富駅の駅名標や各種記念乗車券、切符に日付を印字するダッチングマシン、切符に切り込みを入れる入鋏用はさみなども展示されています。鉄道ファンには興味深い品々でしょう。
展示は5月24日までで、入場は無料です。

県営鉄道のパンフレット

新京成電鉄の各種記念乗車券

ダッチングマシンと入鋏用はさみ
問い合わせ
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