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公園シリーズ3 平成31年2月6日

更新日:2020年4月1日

粟野地区公園(粟野の森)は「多様性の森」

 鎌ケ谷市内にある196公園のうち、一番広い公園をご存知ですか。それは、市制記念公園のすぐ北側にある粟野地区公園(粟野の森)です。広さは東京ドームの約1.2倍の約5万6500平方メートル。そのほとんどが自然林のまま残されている公園です。
 
 粟野の森は、かつて民有地だった頃、ごみの不法投棄などで荒れた場所だったそうです。これを残念に思った地元の人たちは、森の保全を目指し平成13年に「粟野の森の会」を結成。市と話し合いを進めて公園とすることが決まり、平成26年に粟野地区公園として生まれ変わりました。
 
 粟野の森の会メンバーに現地を案内してもらいました。待ち合わせ場所の粟野コミュニティセンターから森に沿って市制記念公園へ向かう土の市道を歩き、森の中央口へ。
 
 この日は雨模様。森の中は薄い霞がかかり、幻想的な雰囲気に包まれていました。森の中は杭とロープで観察路が約500メートル南口まで整備されています。粟野の森の会の会員たちがごみ拾いや落枝集めなどをしてくれているため、森の中はきれいです。また、あちこちの木や草花には、種類を示す名札や写真と説明文付きのネームプレートが置かれています。これらも会が設置したものです。
 
 森にはコナラ、クヌギ、ムクノキ、イヌシデなど90から100種類の木があります。草花もオモト、キンラン、シュンランなどたくさんの種類が季節ごとに可憐な花を咲かせるそうです。この森の中に、こんなに多様な植物が生息しているとは驚きです。
 
 メンバーに「明るい場所と暗い場所があるのがわかりますか」と聞かれました。一見同じように見える森ですが、よく見ると確かに明るい所と暗い所があります。明るい所は落葉樹が多く、暗い所は常緑樹の森です。粟野の森では常緑樹のシラカシが勢力を強めているため、暗い部分が増えているそうです。森自体も生きており、日々変化しているのです。
 
 森では植物のほか、猛禽類やヤマガラなど30から40種類の野鳥、タヌキや野ウサギなどの獣たち、カブトムシやクワガタ、クツワムシなどの昆虫も生きています。メンバーは昨秋、二ホンミツバチが集団で木の根の隙間に巣を作っている瞬間に遭遇して感動したといいます。まさに粟野の森は「多様性の森」です。
 
 粟野の森の「豊かさ」は進化中です。現在、森の西側を流れる大津川支流周辺のエリア(約2万7000平方メートル)を水辺ゾーンとして整備する計画が進んでいます。いずれ、コンクリート製の水路が自然の護岸に直され、水田、池、竹林なども整備されます。完成すれば、水辺の生き物、植物たちが森のメンバーに加わるでしょう。新しい仲間たちに会うのが楽しみです。

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