更新日:2021年1月5日
鎌ケ谷高校書道部の賀詞
鎌ケ谷市佐津間の北部公民館の正面玄関を一歩入ると、2枚の大きな「賀詞」が目に飛び込んできます。両作品は、鎌ケ谷高校書道部員8人と鎌ケ谷西高校書道部員4人によるものです。新年を祝う言葉とともに、コロナ禍でも明るく前に進もうという部員たちのメッセージが込められています。
正面頭上に張られた鎌ケ谷高校の賀詞は縦2.5メートル、横3メートル。「恭賀新年」の文字と牛のイラストの横には、「笑(わらう)」「心(こころ)」「絆(きずな)」「愛(あい)」「願(ねがう)」の5文字がそれぞれ薄い円の中に書かれています。まるで、5つの文字がフワフワと浮かんでいるようで暖かな雰囲気が感じられます。部長の高橋瑞(みずき)さん(2年)は「懸命に私たちの生活を守ろうとしてくださっている方への感謝とエールの気持ちを筆にのせ、部員一同で書きあげました」と思いを語っています。
右側には縦1.3メートル、横2.8メートルの鎌ケ谷西高校の賀詞があります。こちらは、今年の干支「丑」の大きく太い文字が中央にでんと置かれ、両脇に「コロナに負けるな 良い年にしよう!!」と力強く書かれています。ストレートに心に届く迫力のある作品です。部長の齋藤璃々(りり)さん(2年)は「昨年は文化祭や体育祭、修学旅行も中止になりました。『コロナなんか吹き飛ばし、今年は良い年にしたい!』という気持ちで書きました」といいます。
両校の賀詞が北部公民館に飾られるのは今年が初めてです。北部公民館では3年前から年末に、両校書道部員が小学生に書き初めの指導ボランティアを行っていました。ところが、昨年末は新型コロナウイルスのため書き初め講座が開けませんでした。そこで、北部公民館が賀詞作成をお願いしたところ、両校とも心のこもった作品を仕上げてくれました。
両校の賀詞は1月20日まで北部公民館で掲示されています。高校生の思いがこもった作品をご覧ください。
鎌ケ谷西高校書道部の賀詞
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