ありのみ便り 令和6年1月15日号

更新日:2024年1月16日

新鎌ケ谷地区街びらき20周年

 今年、令和6年(2024年)は新鎌ケ谷地区が街びらきをして20周年の節目の年です。
 今でこそ、私鉄4線が乗り入れる新鎌ケ谷駅を中心に、道路、公園、ショッピングセンター、マンション、住宅などが整然と並ぶ街並みを見せていますが、20年以上前は梨畑や住宅が点在する田園風景が広がっていました。
 平成7年(1995年)、新鎌ケ谷駅周辺の約59.1ヘクタール(東京ドーム12.6個分)の土地区画整理事業が認可され、ニュータウン新鎌ケ谷の街づくりがスタートします。
 土地区画整理事業とは、地権者に所有地の一部を提供してもらい、道路や公園、住宅地や商業地などを整備して街をつくる事業です。新鎌ケ谷地区では約250人の地権者の協力を得て、地権者・市・都市再生機構が協働で街づくりを進めました。事業認可から9年後の平成16年(2004年)4月、イオン鎌ケ谷ショッピングセンターがオープンしたのにあわせて街びらき式典が行われました。
 その後もマンション、オフィスビル、住宅などが次々と整備され、平成26年(2014年)に事業は完了します。足掛け19年、総工費約292億円にのぼる大プロジェクトでした。新鎌ケ谷地区には今(令和5年11月1日現在)、2626戸、5049人が暮らしています。
 新鎌ケ谷地区は平たんな土地のニュータウンです。でも事業が始まる前はあちこちに起伏があったそうです。特にイオン鎌ケ谷ショッピングセンター周辺は、国道464号から西に向かって東武野田線の線路まで下り傾斜が続き、高低差は最高で6mほどあったといいます。これらの高低差を平らにするためダンプトラック約10万台分、約60万立方メートルもの土が搬入されたそうです。今の街並みからは想像できません。そういえば、東武野田線は低い所を走っていますね。
 事業は平成7年から始まったのですが、新鎌ケ谷の街づくり構想はその20年以上前の昭和49年(1974年)からありました。昭和40年代に鉄道を伴う千葉ニュータウン計画が動き出し、新駅(現新鎌ケ谷駅)設置が明らかになると新駅周辺の街づくりが構想されます。様々な協議が行われ複数のプランが考えられた後、最終的に平成7年開始の事業案にまとめられました。昭和49年から数えると、街づくりに40年かかったことになります。
 将来、新鎌ケ谷地区の北隣には北千葉道路が建設される予定です。大きく姿を変えた新鎌ケ谷地区ですが、北千葉道路建設に伴い再び様変わりするでしょう。

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