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ヒトパピローマウイルス感染症予防接種(子宮頸がん予防ワクチン)の接種について

更新日:2024年3月22日

ヒトパピローマウイルス感染症予防接種(子宮頸がん予防ワクチン)については、接種後にワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛が特異的にみられたため、平成25年6月の厚生労働省通知により同副反応の発生頻度等がより明らかになり国民に適切な情報提供ができるまでの間は、対象者への積極的な接種勧奨(対象者全員への予診票送付など)が差し控えられておりました。


その後、厚生労働省の審議会において、ワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことから、令和4年4月から積極的な接種勧奨が再開されました。

目次

ヒトパピローマウイルス感染症とは

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性経験のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんを始め、肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭(せんけい)コンジローマ等多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。


詳細については以下のページをご覧ください。
外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。厚生労働省「ヒトパピローマウイルス感染症【子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン】」(外部サイト)

ワクチンについて

ヒトパピローマウイルス感染症を防ぐワクチンは、小学校6年生から高校1年生相当の女子を対象に、定期接種が行われています。

このワクチンは、子宮頸がんをおこしやすいタイプであるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50%から70%を防ぎます。
このワクチンを導入することにより、子宮頸がんの前がん病変を予防する効果が示されています。また、子宮頸がんそのものを予防する効果があることもわかってきています。

詳しくは外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。厚生労働省「ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~」(外部サイト)をご覧ください。

定期接種対象者

小学校6年から高校1年に相当する年齢の女子
(12歳となる日を含む年度の初日から、16歳となる日を含む年度の末日まで)


なお、標準的な接種期間は、中学1年生に該当する年度の1年間です。


これまでの積極的な接種勧奨の差し控えにより定期接種の機会を逃してしまった方については、従来の定期接種の対象年齢を超えて公費での接種をしていただける「キャッチアップ接種」を実施します。
令和5年度は、平成9年(1997年)4月2日から平成19年(2007年)4月1日生まれの女子が「キャッチアップ接種」の対象となります。


詳細は「ヒトパピローマウイルス感染症予防接種(子宮頸がん予防ワクチン)のキャッチアップ接種について」のページをご覧下さい。

接種回数


ワクチンの種類ごとに決められた間隔と回数で、接種を完了します。

ワクチンの種類

  • 現在、定期接種として公費で接種できるHPVワクチンは、「サーバリックス」「ガーダシル」「シルガード9」の3種類があります。
  • 「シルガード9」は令和5年4月1日より定期接種として開始されました。
  • すでに接種を開始している方は、同じ種類のワクチンで接種を完了することを原則とします。

『サーバリックス/ガーダシル』と『シルガード9』との交互接種について

すでに「サーバリックス」または「ガーダシル」で接種の一部を完了している方が残りの接種を行う場合には、適切な情報提供に基づき、医師と接種する方、保護者等がよく相談した上で、「シルガード9」を選択しても差し支えありません。ただし、途中からワクチンの種類を変えて接種した場合の有効性や安全性についてのデータは限られています。
なお、この場合は3回で接種が完了となります。


標準的な接種スケジュール



2価ワクチン(サーバリックス)

  • 【標準的な接種間隔】
    1回目の接種後、1か月の間隔をおいて2回目の接種を行い、1回目の接種から6か月の間隔をおいて3回目の接種を行います。
  • 【上記の間隔で接種ができない場合】
    1回目の接種後、1か月以上の間隔をおいて2回目の接種を行い、1回目の接種から5か月以上かつ2回目の接種から2か月半以上の間隔をおいて3回目の接種を行います。
  • 接種スケジュールについては、医師とご相談ください。

4価ワクチン(ガーダシル)

  • 【標準的な接種間隔】
    1回目の接種後、2か月の間隔をおいて2回目の接種を行い、1回目の接種から6か月の間隔をおいて3回目の接種を行います。
  • 【上記の間隔で接種ができない場合】
    1回目の接種後、1か月の間隔をおいて2回接種を行い、2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて3回目の接種を行います。
  • 接種スケジュールについては、医師とご相談ください。

9価ワクチン(シルガード9)

15歳未満で接種を開始するとき

  • 標準的には、1回目の接種後、6か月(最低5か月)の間隔をおいて2回目の接種を行います。この場合は、接種は2回で完了となります。3回目を接種した場合は公費接種の対象外となりますのでご注意ください。
  • 2回目の接種を1回目の接種から5か月未満の間隔で接種をした場合は、下記の【15歳以上で接種を開始するときの標準的な接種間隔】で接種を行います。この場合は、接種は3回行います。
  • 接種スケジュールについては、医師とご相談ください。

15歳以上で接種を開始するときの標準的な接種間隔】

  • 標準的には、1回目の接種後、2か月の間隔をおいて2回目の接種を行い、1回目の接種から6か月の間隔をおいて3回目の接種を行います。この場合は、接種は3回で完了となります。
  • 上記の間隔で接種ができない場合は、1回目の接種後、1か月の間隔をおいて2回接種を行い、2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて3回目の接種を行います。
  • 接種スケジュールについては、医師とご相談ください。

シルガード9の接種スケジュール


シルガード9の最新情報は、外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。厚生労働省ホームページ(外部サイト)をご参照ください。

接種を受けるときは

接種に必要なもの

  1. 予診票(注釈)
  2. 住所、生年月日が確認できる書類(健康保険証等)
  3. 母子健康手帳

【注釈】予診票について

接種を受けるには、鎌ケ谷市が発行する「予診票」が必要です。
対象者には、下記のとおり順次送付しております。


年齢予診票を送付する時期備考
高校1年生
平成19年(2007年)4月2日から平成20年(2008年)4月1日生まれの方
  • まだ一度も接種していない方には、令和4年10月6日に送付しました。
  • 再発行を希望する方は、健康増進課へご連絡ください。
  • 高校2年生の年度(令和6年4月1日から令和7年3月31日までの間)に接種するときは「キャッチアップ接種」となります。
中学3年生
平成20年(2008年)4月2日から平成21年(2009年)4月1日生まれの方
  • まだ一度も接種していない方には、令和4年11月16日に送付しました。
  • 再発行を希望する方は、健康増進課へご連絡ください。
 
中学2年生
平成21年(2009年)4月2日から平成22年(2010年)4月1日生まれの方
  • まだ一度も接種していない方には、令和5年4月19日に送付しました。
  • 再発行を希望する方は、健康増進課へご連絡ください。
 
中学1年生
平成22年(2010年)4月2日から平成23年(2011年)4月1日生まれの方
  • まだ一度も接種していない方には、令和5年4月19日に送付しました。
  • 再発行を希望する方は、健康増進課へご連絡ください。
 

小学6年生
平成23年(2011年)4月2日から平成24年(2012年)4月1日生まれの方

  • まだ一度も接種していない方には、令和5年6月8日に送付しました。
  • 再発行を希望する方は、健康増進課へご連絡ください。
 

【備考】

  • 鎌ケ谷市の接種記録上、接種が完了している方には、予診票は送付しておりません。
  • 一部接種している方には、接種のお知らせのみ送付しております。予診票の発行が必要な場合は、健康増進課へご連絡ください。
  • 鎌ケ谷市へご転入の前に接種が完了している方へ予診票が届いた場合は、ご容赦ください。
  • 上記の送付時期以降に鎌ケ谷市へご転入された方のうち、接種が完了していない方は、予診票を発行いたしますので健康増進課へご連絡ください。

接種を受けるときの同伴者および予診票の署名について

  • 13歳未満の方が接種するときは、原則保護者の同伴が必要です。保護者が特段の理由で同伴できない場合は、お子様の健康状態を普段からよく知っておられる親族(祖父母など)が同伴し、予防接種を受けることが可能です。事前に委任状を記入し、予診票と一緒に医療機関へ提出してください。ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。委任状はこちらからダウンロード(PDF:91KB)の上、印刷してご利用ください。健康増進課窓口にもご用意しております。なお、予診票の「保護者の自筆署名」欄は、委任を受けた同伴者の署名ではなく、保護者が署名をし、当日に接種医療機関へ持参してください。
  • 13歳以上16歳未満の方が接種するときは、保護者がワクチン接種の効果や安全性等について理解し、納得した上でお子さまの予防接種を希望する場合、予診票へ保護者自筆による署名をすることにより、保護者が同伴しなくとも接種を受けることができます。
  • 16歳以上の方が接種するときは、予診票の「保護者の自筆署名」欄には、被接種者(本人)が署名をしてください。保護者の同伴は不要です。

その他の注意

  • 接種当日は、必ず母子健康手帳をご持参ください。母子健康手帳を紛失された場合は再発行が必要です。申請者の本人確認書類をご持参の上、健康増進課窓口(総合福祉保健センター1階)にてお手続きをお願いします。
  • 予防接種の効果と副反応について十分ご理解いただくため、厚生労働省ホームページに掲載の外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。「小学校6年から高校1年相当女の子と保護者の方へ大切なお知らせ」(外部サイト)リーフレットをお読みください。同リーフレットは、下表の市内指定医療機関または健康増進課窓口にも備えています。

接種医療機関

接種について十分ご理解いただいた上で、下表の市内指定医療機関にお問い合わせおよび予約の上、受診してください。


鎌ケ谷市内指定医療機関(令和6年3月1日現在)
医療機関所在地電話番号取扱いワクチン

あいざわキッズクリニック
【備考】中学生以下のみ

初富本町1-1-24電話:047-446-1170ガーダシル、シルガード9

青い鳥こどもクリニック
【備考】中学生以下のみ

南鎌ケ谷1-5-24電話:047-441-5457ガーダシル、シルガード9
あおぞらファミリークリニック鎌ケ谷1-4-31-3F電話:047-401-2351サーバリックス、ガーダシル、シルガード9

飯ヶ谷内科クリニック
【備考】16歳以上のみ

東道野辺5-19-15電話:047-445-8881ガーダシル、シルガード9

かのう内科クリニック
【備考】高校生以上のみ

道野辺中央2-5-18電話:047-446-7122ガーダシル、シルガード9
片桐内科医院道野辺1051-1電話:047-446-2000ガーダシル、シルガード9
鎌ケ谷整形外科・内科南初富6-5-14電話:047-444-2236ガーダシル、シルガード9
かまがや診療所東中沢1-15-61電話:047-446-3611ガーダシル、シルガード9
鎌ケ谷総合病院初富929-6電話:047-498-8111シルガード9
キャップスクリニック新鎌ケ谷

新鎌ケ谷3-2-9
2F

電話:047-404-7481サーバリックス、ガーダシル、シルガード9

庄司内科医院

富岡1-6-5
2階

電話:047-445-9855ガーダシル、シルガード9
白戸胃腸科外科初富924-1844電話:047-445-8001ガーダシル、シルガード9

東邦鎌谷病院
【備考】高校生以上のみ

粟野594電話:047-445-6411

サーバリックス、ガーダシル、シルガード9

原沢外科内科整形外科鎌ケ谷3-3-45電話:047-443-8226ガーダシル、シルガード9

鎌ケ谷レディースクリニック

新鎌ケ谷1-16-1
ムワトゥール2F

電話:047-441-4477ガーダシル、シルガード9

鎌ケ谷市外の医療機関で接種する場合

やむを得ない事情により、市内医療機関で予防接種を受けることができない場合は、「千葉県内定期予防接種相互乗り入れ制度」に加入する千葉県内の医療機関で接種を受けることができます。
外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。千葉県医師会ホームページ(外部サイト)にて、「千葉県内定期予防接種相互乗り入れ事業協力医療機関名簿」に接種する医療機関が掲載されているか、「ヒトパピローマウイルス(子宮頸がん)ワクチン」の欄に○(まる)がついているかを事前に確認してください。確認ができない場合は健康増進課予防係(電話:047-445-1390)へご連絡下さい。

千葉県外の医療機関で接種する場合

千葉県外の医療機関で予防接種を受けるには、接種前に手続きが必要です。
また、千葉県内の医療機関で「千葉県内定期予防接種相互乗り入れ実施医療機関」に該当しない場合は、接種前に手続きが必要です。


手続きの方法などは以下のページをご覧ください。
新規ウインドウで開きます。お子さまの定期予防接種を鎌ケ谷市外(千葉県外)で希望される方へ

接種にあたっての注意事項

以下の場合は接種を受けられません。

  • 明らかな発熱(通常37.5℃以上をいいます)がある場合
  • 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな場合
  • 予防接種の接種液の成分によってアナフィラキシーを起こしたことがある場合
  • その他、接種を行うことが不適当な状態にある場合
  • 妊娠又は妊娠している可能性がある場合

新型コロナワクチンとの接種間隔について

  • HPVワクチンと新型コロナワクチンを接種される方は、いずれかのワクチンを接種した場合、13日以上の間隔をあけて接種してください。

接種後のご注意

  • 接種後は、厚生労働省ホームページに掲載されている外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。「HPVワクチンを受けたお子様と保護者の方へ(受けた後版)」(外部サイト)をお読みください。
  • 注射の針を刺した時に、強い痛みやしびれを感じた場合は、すぐに医師へお伝えください。
  • 接種後30分程度は、座って様子を見てください。(接種時の痛みや緊張などによって一時的に失神や立ちくらみ等が起こることがあります。)
  • 接種当日は、水泳やマラソンなどの激しい運動は避けましょう。

接種後に気になる症状があるときは

下記のような症状が出た場合、まずは、接種を受けた医療機関へ相談してください。

  • 注射をした部分以外のところに痛みがある。
  • 気になる症状(手足のしびれ、ふるえ等)や、体の変化がある。

そのほか、ワクチン接種に関する不安や疑問、困ったことがあるときは、以下の相談先にご相談ください。

ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に症状が生じたときの相談

【窓口】千葉県健康福祉部疾病対策課
電話:043-223-2665

ヒトパピローマウイルス感染症予防接種を含む予防接種・インフルエンザ・性感染症・その他の感染症全般に関する相談

【窓口】感染症・予防接種相談窓口(厚生労働省が業務委託している民間業者により運営されています。)
電話:03-5276-9337

関連リンク

問い合わせ

健康福祉部 健康増進課 予防係

〒273-0195 千葉県鎌ケ谷市新鎌ケ谷二丁目6番1号 総合福祉保健センター1階

電話:047-445-1390

ファクス:047-445-8261

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