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ありのみ便り 令和7年10月15日号

更新日:2025年10月15日

Live(ライブ)119

昨年末、この欄で鎌ケ谷市内の救急車の出動件数が増加している状況を指摘しました。この傾向は続いています。今年1月から9月の出動件数は、前年同期より33件多い5292件でした。
この先も火事や事故のほか、高齢化の進行や猛暑による熱中症増加などから救急搬送が減ることは考えにくいでしょう。
救急車の出動件数が増えたことは、119番通報の件数も増えたということ。119番通報が必要ない生活は理想ですが、世の中はリスクがいっぱいです。いつ、119番通報する場面に遭遇するかわかりません。
その119番通報ですが、1年前の昨年10月からスマートフォン(スマホ)で通報した際に通報者と消防署が映像を送受信できるサービス「Live(ライブ)119」が導入されました。例えば、消防署が事故現場の状況や患者の具合などを把握でき、心肺蘇生や気道確保などの動画を通報者に送り応急処置のやり方などを指導できるようになりました。GPSによる位置情報の把握も可能となりました。
音声のみの通報に比べ、より正確で必要な情報を消防署、通報者がリアルタイムで共有できるシステムで、救命率の向上が期待できます。
具体的には、スマホで119番通報すると鎌ケ谷市や松戸市、柏市、流山市など10市で構成する「ちば北西部消防指令センター」(松戸市)につながります。指令センターが「Live119」が必要と判断した場合、通報者の了承を得てスマホにショートメッセージ(SMS)を送ります。通報者が受け取ったSMSに記載されたURLにタップすると「Live119」が起動し、指示通り操作すれば動画撮影、あるいは動画受信ができるようになります。
「ちば北西部消防指令センター」では、「Live119」のサービス開始から1年間で349件の利用がありました。この中には、路上で倒れていた方の動画から呼吸状態が悪いことがわかり救急隊員に指示できた事例、子供がのどに何かを詰まらせた動画から動揺する家族に応急処置を指導した事例などがありました。また、外出中に歩行困難となった方が自身で119番通報したものの住所が説明できなかったため、GPSで場所を特定した事例もありました。
「Live119」は、通信料は通報者負担となりますが、事前登録や専用アプリは不要です。119番通報時は緊急事態で動揺しがちです。その中でスマホを「Live119」が利用できるよう冷静に操作するのは大変かもしれません。いざという時のため「Live119」のサービスを頭の隅に置いてもらえればと思います。

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〒273-0195 千葉県鎌ケ谷市新鎌ケ谷二丁目6番1号 市庁舎3階

電話:047-445-1073

ファクス:047-445-1400

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