更新日:2025年3月31日
クビアカツヤカミキリは、幼虫がサクラやウメなどの樹木の中に入り込み、木の内部を食い荒らしてしまう外来生物です。食害が進むと、被害樹木の枯死や落枝、倒木などの被害が発生するおそれがあります。
平成30年1月15日付けで特定外来生物に指定されており、飼育、保管、販売、譲り渡し、生きたままの運搬などが禁止されています。
千葉県内では令和6年に柏市で初めて確認されました。鎌ケ谷市内での確認事例はありませんが、今後、侵入してくる可能性があります。
クビアカツヤカミキリの成虫
分類及び和名 | コウチュウ目カミキリムシ科ジャコウカミキリ属・クビアカツヤカミキリ |
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自然分布 | 中国,モンゴル,朝鮮半島,台湾,ベトナム |
体長 | 2.5から4センチメートル(触角は含まず) |
特徴 | 全体的に光沢のある黒色で、頭部(首部)が赤色になっている。 |
生態 | 幼虫は樹木内で2年から3年かけて成長し、さなぎから成虫になる。幼虫が樹木を食い荒らす際、フラス(虫糞と木くずが混ざったもの)が発生する。成虫になると幹に細長い穴をあけて出現し、すぐに交尾をした後に幹や枝の樹皮に産卵する。孵化した幼虫は樹木の内部に侵入していく。 |
幼虫の活動時期 | 4月から10月頃 |
成虫の発生時期 | 6月から8月頃 |
被害を受ける樹木 | サクラ、ウメ、モモ、スモモ、プルーン、カキなど |
クビアカツヤカミキリの幼虫
クビアカツヤカミキリのフラス
排出されたフラスと樹液
被害を受けた樹木のフラス
被害を受けた樹木のフラス
成虫脱出孔
成虫脱出孔
幼虫の食痕
被害の拡大防止や発生状況の把握のため、クビアカツヤカミキリを見つけた場合は逃がさずに捕殺するとともに、発見日、発見場所、写真などを添えて、下記までご連絡ください。
市民生活部環境課温暖化対策推進係
電話:047-445-1227
メール ontai@city.kamagaya.chiba.jp
クビアカツヤカミキリ注意喚起チラシ(環境省)は、こちらからダウンロードしてください。(PDF:834KB)
https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/60560.html(外部サイト)
https://www.ffpri.affrc.go.jp/pubs/chukiseika/5th-chuukiseika12.html(外部サイト)
市民生活部 環境課 温暖化対策推進係