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かまがや取材日記 令和5年度子ども議会 令和6年1月29日

更新日:2024年2月14日

小学生議員9人が質問

 令和5年度子ども議会が1月29日、鎌ケ谷市役所市議会議場で開かれました。子ども議会は、市内の小中学校の児童生徒に街づくりへの関心を持ってもらい、議会制民主主義を学んでもらおうと毎年一回開かれ、今年は40回目。昨年は中学生が参加しましたので、今年は小学生議員たちの登場です。市内9校の代表9人(6年生)の質問と市執行部の回答の要旨を紹介します。

 村田湊都議員(東部小)「新鎌ケ谷駅周辺は大型商業施設やマンションなどがありにぎわっています。一方、ぼくの住んでいる鎌ケ谷大仏駅周辺は古くからの小さなお店がなくなっています。都市化が進む場所だけに人が集まるということになりかねないのですが、鎌ケ谷大仏駅周辺に開発の計画はありますか」
 市「市の都市計画マスタープランでは、鎌ケ谷大仏駅周辺を住宅ゾーン、近隣商業拠点と位置付けています。大型商業施設やマンションなど大規模な開発計画の予定はありませんが、鎌ケ谷大仏駅を含む東部地区では子育て支援の拠点となる東部児童センターが3月20日に開園し、千葉県が鎌ケ谷大仏交差点の渋滞を減らすため改良工事を行っています」

 大貫結翔議員(鎌ケ谷小)「鎌ケ谷小学校では、少子化の影響で児童数が高学年より低学年の方が少なくなっています。少子高齢化は市の税金にも大きく影響していることを知りました。市に納められる自主財源の確保のためどんな取り組みをしていますか。また、自主財源の中のふるさと納税の額と新たに加わった返礼品を教えてください」
 市「自主財源確保の取り組みは3つです。1つ目は企業誘致で、新鎌ケ谷駅南側には15階建てマンションと6階建て商業ビルが建設されます。2つ目は市所有地の売却。3つ目がふるさと納税で、収入は令和4年度で約5570万円と年々増えています。品目も令和3年度末の85品目から4年度末は202品目と増え、果物、菓子、木工家具など多様です」

 渡辺響己議員(五本松小)「家の前に老人ホームが建てられており、高齢化社会について興味がわいたので調べてみました。令和22年には高齢人口がピークを迎え介護サービスが必要な人が急増することが予想されます。市の介護サービスの内容を教えてください。また、高齢者に対して小学生にできることはありますか」
 市「高齢者を支える介護保険制度では、申請者を要介護5から要支援1まで7段階に分けて認定し、介護度に応じて食事や入浴などの身体介護、看護師による訪問介護、デイサービスセンターに通う通所介護など5つのサービスを利用してもらいます。皆さんが笑顔で挨拶し、敬老会、お祭りなどに参加してもらえば高齢者の方は元気になると思います」

 柴田あゆみ議員(道野辺小)「市内では、歩道が狭い場所があり自転車や自動車とぶつかりそうになる時があります。ガードレールがついてない場所もあります。令和2年度の交通事故の約40%が歩行者や自転車に関する事故でした。歩行者や自転車の安全のための工夫や市歩道等整備計画について教えてください」
 市「道路を広げ歩行者と自動車の空間を分けることが最も有効ですが、土地を譲って頂かなければならず多くの費用も必要で長い年月がかかります。そこで、市歩道等総合整備計画を策定し、ドライバーに注意を促すため道の端のグリーンベルト、看板や路面標示、カーブミラーの設置などを進めています。園児、児童生徒対象の交通安全教室も行っています」

 熊澤奏志議員(初富小)「初富小には初富愛というマスコットキャラクターがいます。市にもマスコットキャラクターかまたんがいて市内の行事に参加していますが、市外でも活動すれば市の認知度があがると思います。また、かまたんが市指定無形文化財のおしゃらく踊りを踊ったり、特産の梨の食べ比べをしたりする動画をSNS上で紹介したらどうでしょう」
 市「かまたんは以前、市外の行事にも参加していましたが、コロナ禍で活動が制限されてしまいました。今後は市外でも鎌ケ谷の魅力を発信していきたいと考えています。SNSについては、エックス(旧ツイッター)やインスタグラムを活用して市のPRをしていますが、提案していただいたアイデアを今後の動画づくりの参考にさせていただきます」

 田中夏帆議員(中部小)「温暖化が進んでいますが、中部小の体育館は空調設備が設置されていません。夏に体育館で体育を行うと熱中症になる可能性があります。市では暑さ対策や災害時の避難所の環境改善のため小中学校体育館の空調設備整備に着手しているようですが、いつまでに設置されますか。また、断熱性確保の対策も教えてください」
 市「令和6年度に鎌ケ谷小、南部小、道野辺小の体育館に空調設備を設置する予定です。中部小は令和8年度の設置を計画しており、令和10年度までに全小中学校に設置する計画です。断熱性確保については、太陽の直射日光で室内の温度が高くならないよう屋根、壁、床に断熱材を使用し、窓に熱を遮るフィルムを貼るなどの対策が有効です。」

 血脇大晟議員(西部小)「市には、ごみのポイ捨てを禁止する条例や年1回のごみゼロ運動があります。ただ、ごみゼロ運動はあまり知られてないように思います。ごみゼロ運動を盛り上げる工夫や環境美化のために僕たちができることを教えてください。新鎌ケ谷駅周辺はたばこの吸い殻ポイ捨て防止の推進地区ですが、ほかの場所でも計画していますか」
 市「ごみゼロ運動では約1万2千人が清掃に参加し、1日で約13トンのごみを回収しています。ただ、ポイ捨てがなくなったわけではありません。まずは市民の皆さんに環境美化に関心を持っていただくことが必要だと考え、情報伝達や周知啓発を進めていきます。現在はマナー、モラル向上を目指しているため推進地区の新たな設置計画はありません。」

 沼澤孝輔議員(北部小)「北部小では鎌ケ谷について学ぶ『鎌ケ谷学』があります。6年生はその学習の中で、市の1番のPRポイントは歴史あふれる地域性と結論付けました。市内には澁谷家住宅、澁谷総司資料室、郷土資料館などがあるので、古いものの展示や顔はめパネル、スタンプラリーなどを活用すれば、多くの人に興味を持ってもらえると思います」
 市「市内には国史跡下総小金中野牧跡や鎌ケ谷大仏など多くの文化財が点在しています。江戸時代に建てられた澁谷家住宅はこれまで続いた歴史が感じられる活用を考えています。澁谷総司資料室については管理者の佐津間自治会に提案されたアイデアを伝えます。スタンプラリーも市内の文化財全体に広げた仕組みを検討します。」

 中野寧々議員(南部小)「1学期に水害について学習しました。ARによる浸水体験や水害被害者の話を聞いたことで水害の恐ろしさが具体的に想像できました。ハザードマップを見ると、南部小学校区には水害の危険性の高そうな場所がたくさんあります。市が取り組んでいる水害対策と、各家庭でできることを教えてください」
 市「市の水害対策は、河川の改修や雨水貯留池の設置などのハード面と、ハザードマップ作成や避難所の指定、防災教育などソフト面の2つがあります。南部小学校区では二和川の川幅を広げ、道路の下に水路を整備する工事を行っています。家庭では食料や飲み水などの備蓄、避難場所までの経路確認、危険箇所の把握などを行ってください」

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