第6回　新鎌ケ谷地区

　皆さんは､出かける際には､どのような交通機関を利用していますか？市内の縦横に張り巡らされた鉄道を利用する人も多いのではないでしょうか。
　市の玄関口である新鎌ケ谷駅は､北総線､新京成線､東武野田線､成田スカイアクセス線が交差し､私鉄4線が乗り入れる総合乗り換え駅で､柏､松戸､船橋､津田沼といった周辺の街へいずれも約15から20分で到着し､さらに都心には約40分､成田空港には最短で約30分と乗り換え無しで行くことができることから､1日の乗降客数が約10万人の駅となりました。
　この利便性に優れた新鎌ケ谷駅を中心とした約59.1ヘクタールを千葉県北西部の新たな広域交流拠点とするために､土地地権者の協力を得て､平成7年から26年にかけて新鎌ケ谷特定土地区画整理事業が行われました。この区画整理事業により､道路､公園､下水道などの都市施設を整備し､平成16年には街びらきが行われました。
　区画整理事業が行われる前の市役所周辺には､梨畑や住宅が点在し､北総線の高架が見通せる田園風景が広がっていましたが､現在の新鎌ケ谷地区の人口は約5,000人となり､さらには､立地を生かした大型商業施設などの進出により､市内だけでなく市外からも多くの人が訪れるにぎわいのある街へと発展しました。