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年齢別の特徴と口腔ケアのポイント

更新日:2024年3月26日

乳歯はむし歯になってもいい?

永久歯は一生使うけど、乳歯はいずれ抜けていくのでむし歯になっても良いのでは?と思う方もいるかもしれません。しかし、よく噛み、必要な栄養を吸収することや、顎の成長を正常に保つためにも乳歯は必要です。また永久歯が生えてくる場所を確保する大事な役割があります。(※歯は抜けると前に移動する性質があり、永久歯がまだ当分生えてこないタイミングで乳歯がむし歯で抜けてしまうと、後から生えてくる永久歯の場所がなく、歯並びがずれてしまいます。)
また、乳歯が根っこまでむし歯になると、乳歯の下で準備している永久歯が変色してしまうこともあります。乳歯をむし歯から守ることは永久歯を守ることと同じです。

4か月から5か月頃

口の周りを触られることに慣れさせる時期です。
歯みがきナップやガーゼで口の周りをやさしく拭いたり、頬や唇を触って、スキンシップしましょう。離乳食が始まったら、ナップやガーゼでお口の中も軽く拭いてあげましょう。
離乳食のポイントはこちらをご覧ください。
ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。離乳食の食べさせ方(PDF:164KB)
離乳食教室
離乳食
かむ力を育てる乳幼児の食事(千葉県ホームページ)(外部サイト)新規ウインドウで開きます。
対象者の方に、4か月健康相談のご案内を送付しています。不安なことや聞いてみたいことなどがあれば、ご相談下さい。

6か月から9か月頃

指で歯ぐきをなでるようにやさしく触って、触られることに慣らしていきます。

歯が生えてくる子もいます。歯が生えはじめたら、やわらかい歯ブラシをあてて大丈夫です。

持ち手や喉突き防止のガードがついたあかちゃん用の歯ブラシもありますので、あかちゃんがほしがったら持たせてあげましょう。(好き嫌いがあるので、無理に持たせなくても大丈夫です。)ただし、あかちゃんに歯ブラシを持たせているときは目を離さないようにしましょう。

仕上げ磨きをする場合は、仕上げ磨き用の歯ブラシを使いましょう。あかちゃん用の歯ブラシを保護者が使うと持ち手が短く、力が入りすぎてしまいます。保護者の方が鉛筆持ちのできる仕上げ磨き用の歯ブラシを使いましょう。

あかちゃん用の歯ブラシと仕上げ磨き用の歯ブラシは用途が異なりますので、2つ用意しておくと便利です。
仕上げ磨きに慣れてもらうために1日1回、寝る前など保護者の方がやりやすい時間に数秒、仕上げ磨きの練習をしてみましょう。
また、歯が1本でも生えたらフッ化物応用をスタートしましょう。市販のあかちゃん用の歯磨き剤はスプレーや泡、ジェルタイプがあります。フッ素濃度は低く、うがいが必要のないものですので安心してお使いいただけます。
歯科医院でフッ化物塗布もできますが、鎌ケ谷市では1歳6か月児健康診査で、1回無料で受けることができますので、高濃度のフッ化物塗布デビューは健診の時でも大丈夫です。
口の周りの筋肉を動かすためにストロー飲みよりもコップ飲みができるようになると理想的です。コップ飲みを練習してみましょう。
また、腰がしっかりとしてきて、1人でも椅子に座れるようになった頃から離乳食を食べる姿勢にも注意しましょう。足がぶらぶらしていると踏ん張れず、力が入らないのでよく噛むことができません。
離乳食の食事のポイントは

  • 腰が安定していること
  • 足がぶらぶらしていないこと
  • テーブルの高さが肘の高さであること

椅子や足置きを用意して正しい姿勢で食べると、集中でき、力も入るのでよく噛んで飲み込むことができます。
これらのポイントは、大人になってからも大切になります。

10か月から12か月頃

前歯が4本から5本そろってくる頃ですが、個人差が大きい時期です。まだ、歯が生えてこない子もいます。それぞれの成長に合わせて生えてきますので、お口の中を見てみましょう。
もし前歯が4本くらい生えている場合は、シリコンではなく、ナイロン毛の歯ブラシで仕上げ磨きをしてあげましょう。シリコンではプラークを十分に落とすことができません。
また、前歯のすき間が大きかったり、ハの字で生えてきたりと歯並びが気になることもありますが、乳歯が生えそろう3歳くらいまでは様子をみる場合が多いです。

仕上げ磨きのポイント

  1. お子さんを寝かせ、保護者の方がお口の中を確認できるように姿勢を整えます。
  2. うがいの要らないフッ化物入りの歯磨き剤を仕上げ磨きの歯ブラシに米粒程度つけます。
  3. 仕上げ磨き用のナイロン毛の歯ブラシを、横に小さく毛先を振動させて磨きます。歯ぐきや粘膜にあたると痛いため、歯磨きを嫌いになってしまうので注意です。
  4. 上唇をめくると中央に、筋があります。上唇小帯(じょうしんしょうたい)と言って、子どもの頃は太くて短く、歯ブラシがあたるとかなり痛いです。上唇小帯を指で抑えてあたらないようにしたり、左右の唇を片方ずつ持ち上げて、上唇小帯を引っ張らないようにします。
  5. 1回の歯磨きは短時間(10秒くらい)で手早く、毎日続けます。
  6. 嫌がってできないときは、上の歯の唇側を優先的に磨きます。下の歯は唾液が多く、むし歯になりにくいですが、上の歯の特に唇側は母乳やミルクがたまりやすく、むし歯になりやすい部位です。機嫌が良いときは下の歯や上下の歯の裏側(口蓋側、舌側)も磨いてみましょう。

仕上げ磨きの理想は毎食後ですが、離乳食と母乳やミルクを与えている方も多いと思います。1日1回機嫌の良いときに短時間(10秒くらい)で徐々に慣れさせていきましょう。母乳やミルクを飲んで、そのまま寝てしまう場合は、朝起きた時に仕上げ磨きをしてみましょう。
食後、仕上げ磨きが難しい場合は白湯やお茶を飲ませて、お口の中をきれいにするとむし歯予防になります。
最近では、歯磨き後にキシリトールのタブレットを与える保護者の方がいらっしゃいますが、キシリトールは、むし歯になりにくい砂糖の代替甘味料で歯を強くするために食べるものではありません。「歯磨きをした後に、甘いものを食べる」という習慣自体はよくありませんので、キシリトールのタブレットはご褒美ではなく、あくまで間食として与えましょう。

いつまで歯磨きは嫌がるもの?

ほとんどのお子さんが、2歳半頃まで仕上げ磨きを嫌がります。しかし、乳歯のむし歯は進行が早く、重症化しやすいです。嫌がる姿が耐えられず、歯磨きを諦めてしまう保護者の方もいますが、むし歯になってしまった時のリスク(永久歯にむし歯菌がうつる、ごはんが美味しく食べられない等)の方が大きいです。歯磨きのやり方に悩んだときは、市の歯科衛生士やかかりつけ歯科医に相談し、一緒に頑張りましょう。
対象者の方に、10か月児健康相談のご案内を送付しています。不安なことや聞いてみたいことなどがあれば、ご相談下さい。

1歳から2歳半頃

まだ歯磨きは苦手なお子さんが多いですが、奥歯が生えてくる時期です。
前歯もむし歯になりやすいですが、奥歯もむし歯になりやすく、歯ブラシもあてにくいです。
歯磨きをする時に噛まれないように、指を入れ、口を開けるようにします。
お子さんを寝かせて、歯が良く見えるように安全な姿勢で磨いていきます。奥歯は溝にブラシをあて、かき出すようにブラシを動かします。
歯と歯の間がきつい場合は、むし歯になりやすいのでフロスを使いましょう。
指しゃぶりがある場合は、歯並びに影響が出てくるため3歳くらいまでにはやめられるようにしましょう。お絵描き、指遊び、パズルなど手を口から離れるように違うことに意識を向けるようにしてみましょう。
対象者の方に、1歳6か月児健康診査のご案内を送付しています。不安なことや聞いてみたいことなどがあれば、健診でご相談ください。
また、すでに鎌ケ谷市で1歳6か月児健康診査を受け、フッ化物塗布を行った場合は3か月~半年後に1回のペースでフッ化物塗布が必要です。かかりつけ歯科医を見つけ、継続してフッ化物塗布をしてむし歯を予防しましょう。

2歳半から3歳頃

歯が生えそろい、噛む力がついてきます。仕上げ磨きが慣れてくる子もいます。落ち着いてできそうであれば、今まで以上に優しく1本1本丁寧に磨きます。
また、口を閉じてブクブクうがいを練習する時期です。ほっぺたを動かすように一緒に練習してあげてください。お風呂のときに練習すると口からこぼれても気にならず、楽しく練習できるのでおすすめです。

3歳から4歳頃

歯が生えそろい、歯磨きも上手になる頃ですが、お子さん自身できれいに歯磨きすることはまだできません。保護者の方が仕上げ磨きをしてください。仕上げ磨きは特に奥歯を注意して磨きます。また、顎が大きくなり歯の間のすき間ができてきます。
歯と歯の間が狭い場合はフロスを使いましょう。歯と歯の間のむし歯は家庭では発見しにくく、乳歯のむし歯は進行すると早いので、定期的にかかりつけ歯科医を受診しましょう。
指しゃぶりがある場合は、歯並びに影響が出てしまうので注意です。3歳以降の指しゃぶりは精神的な面が大きいので(寝る前や不安なとき)、保護者の方とのスキンシップやコミュニケーションを多くとることが大切です。(たくさん褒める、一緒に楽しむ)
詳しくは指しゃぶり・おしゃぶりをご覧ください。
ブクブクうがいができるようになる頃です。鎌ケ谷市ではブクブクうがいができるようになる4、5歳から保育園や幼稚園でフッ化物洗口の実施をすすめています。
詳しくは「フッ化物洗口を実施しています」内「なぜ子どもの頃のフッ化物が大切なのか」をご覧ください。

5歳から6歳頃

乳歯(前歯から)が抜け始め、永久歯が生え始める頃です。(「フッ化物洗口を実施しています」内「なぜ子どもの頃のフッ化物が大切なのか」に掲載している歯が生えてくる時期もご覧ください)
また、生涯大事になる6歳臼歯が乳歯の奥歯のさらに奥から生えてきます。
6歳臼歯は完全に生え終わるまで半年ほど時間がかかるため、歯磨きがやりにくいのが特徴です。
特に自分で歯磨きしたい気持ちが強くなる頃ですが、お子さん一人では十分に磨けません。自分でやろうと頑張る姿を見守りながら、特に6歳臼歯の仕上げ磨きは必ず行いましょう。歯と歯の間はフロスを使ってください。
「フッ化物洗口を実施しています」内「なぜ子どもの頃のフッ化物が大切なのか」の「生えたての永久歯の特徴」をご覧ください。

6歳以上

乳歯から永久歯へをご覧ください。

かかりつけ歯科医院を持ちましょう!

かかりつけ歯科をもち定期検診を受けていると、むし歯や歯周病が早期に発見でき、治療も簡単な処置で済むので安心です。特に乳歯や生えたばかりの永久歯は、歯を覆うエナメル質がまだまだ未熟なため、むし歯の進行も早いことが多く注意が必要です。何か処置が必要になってから歯科医院を探すよりも、定期的に診ていただいている「かかりつけ歯科」があると安心です。
鎌ケ谷市内歯科医療機関一覧

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問い合わせ

健康福祉部 健康増進課 母子保健係

〒273-0195 千葉県鎌ケ谷市新鎌ケ谷二丁目6番1号 総合福祉保健センター1階

電話:047-445-1393

ファクス:047-445-8261

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