ありのみ便り 令和4年3月1日号

更新日:2022年3月1日

多様化する協定・覚書

 この欄では以前、鎌ケ谷市が様々な企業や団体などと300近い協定・覚書を結んでいることを紹介しました。少子高齢化の進展や市民ニーズの多様化により、行政サービスは財政、マンパワー両面で厳しさが増しています。そこで、市は外部の組織と協力して「協働」を推進しています。それぞれが持つ人・モノ・資金・情報を有効活用しようというものです。

 協定・覚書の中身は、防災、福祉、教育、まちづくりなど市民生活に関係するほぼすべての分野に及びます。提携相手も企業、業界団体、NPO、自治会、行政組織など多岐にわたります。市が結ぶ協定・覚書は年々増えており、その内容と相手先もこれまで以上に広がりを見せています。

 例えば、直近では1月にケーブルテレビ会社のジェイコム千葉東関東局、鎌ケ谷市商工会と情報発信連携協力に関する協定を締結しました。具体的には、ジェイコムのテレビ放送の新しい情報番組「LIVEニュース」で毎週水曜日に観光、商業、イベント、行政サービスなど「鎌ケ谷の魅力」を発信してもらいます。ジェイコムとは以前、災害協定を結んでいますが、今回は情報発信という新たな分野での協定締結となりました。

 また、昨年12月には千葉商科大学(市川市)と包括協定を結びました。千葉商科大学にはこれまで、情報誌「とことこ鎌ケ谷」の発行や市総合福祉保健センター壁面を使ったプロジェクションマッピング、地域探求型ゲームイベントなど個々の事業で協力してもらってきました。今回の包括協定締結により、地域活性化とともに人材育成や政策提言、教育支援なども含めた幅広い分野で継続的に「協働事業」を実施していくことになりました。

 スポーツの分野の協定もあります。昨年11月、ジャパンラグビーリーグワンに加盟し千葉県東葛エリアをホームタウンとするラグビーチーム「NECグリーンロケッツ東葛」と地域振興・地域貢献の相互連携に関する協定を締結しました。両者は今後、ラグビー教室開催などを通じて市民の健康増進やスポーツ振興を図っていきます。

 このように市が結ぶ協定・覚書は多様化しています。今後も間口を広げ、様々な人たちのアイデアやノウハウを行政サービスに反映させていきます。



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