令和6年4月から新型コロナウイルスに関する対応が変わります。
新型コロナウイルス感染症は、令和5年5月8日(月曜日)以降、感染症法上の「5類感染症」に変更し、通常の医療体制への移行が進められていましたが、3月末をもって移行期間を終了します。
令和6年4月1日(月曜日)以降は、新型コロナワクチン接種の全額公費負担や新型コロナウイルス感染症にかかる治療費等の一部支援は、令和6年3月31日(日曜日)で終了し、完全に通常医療体制になります。
令和6年4月以降の新型コロナワクチン接種については、「新型コロナワクチンについて」をご覧ください。
厚生労働省「感染対策基礎知識」より
感染症は(1)病原体(感染源)、(2)感染経路、(3)宿主の3つの要因が揃うことで感染します。
感染対策においては、これらの要因のうちひとつでも取り除くことが重要です。
自分自身が感染しないことと、感染してしまった場合に感染拡大させないために、感染経路を遮断することが重要な対策です。
出典 厚生労働省「感染対策のポイント」
新型コロナウイルス感染症感染対策については、個人や事業主の判断が基本です。
しかし、次にご紹介する取り組みは、感染対策として引き続き有効です。
会話の時や、咳やくしゃみにより排出された飛沫を、他の人が吸うことにより感染してしまい、それが重なることで感染症は拡大していきます。
次のポイントを意識してみましょう。
【咳エチケットのポイント】
【参照サイト】
厚生労働省「咳エチケット」(外部サイト)
マスク着用については、個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねられています。
本人の意思に反してマスクの着脱を強いることがないよう、個人の主体的な判断が尊重されるよう、ご配慮をお願いします。
ただし、感染拡大防止対策として、マスク着用が効果的である場面などにおいては、マスク着用を推奨します。
【マスク着用が効果的である場面】
換気扇や空調による換気または窓を開け空気を入れ替える換気により、空気中に拡散したエアロゾル(ウイルスを含む粒子)を外に逃がすことができます。
出典 厚生労働省「感染対策」
【換気や保湿のポイント】
【参照サイト】
環境省「コロナと換気」(外部サイト)
【内閣官房庁YouTube「効果的な換気のポイント」】
効果的なポイントを動画にまとめていますので、ご覧ください。
手指に付着したウイルスが、人の口、鼻や目などから入って感染します。
よって、手洗いや身の回りの物に付着したウイルスを減らすことが、感染予防に効果的です。
発熱などを生じ医療機関を受診する場合は、事前に医療機関へ電話相談をしましょう。
令和6年4月以降は、新型コロナウイルス感染症においても通常の医療体制での対応となりますが、医療機関によっては、引き続き感染対策を講じた対応をしている可能性もあるので、受診前に相談することをおすすめします。
発熱などの症状があっても症状が軽い場合や、自宅での療養を希望される場合は、事前に抗原検査キットや解熱剤など常備薬を準備しておけば、自宅で陽性かどうかをチェックすることもできます。
万が一陽性だった場合でも、すぐに自宅療養が開始できます。
なお、抗原検査キットは、国が承認したものを使用しましょう。
厚生労働省「一般用抗原検査キット(OTC)として承認された品目」(外部サイト)
基本的には、外出自粛など行動制限は求められず個人の判断に委ねられます。
しかし、発症2日前から発症後7日から10日間は感染症のウイルスを排出していると言われていることから、他の人にうつすリスクがあるとされています。
発症後3日間は、感染症のウイルスの平均的排出量が非常に多く、5日間経過後は大きく減少することから、発症後5日間経過までは他の人にうつすリスクが高いことに注意してください。
【参考資料】
新型コロナウイルス感染症においても、通常診療と同様、発熱などの症状がある場合はかかりつけ医またはお近くの医療機関にてご相談ください。
かかりつけ医がいない場合や症状が重く医療機関を探せないなどの時は、次の相談窓口をご利用ください。
千葉県ホームページ「千葉県感染症情報センター」(外部サイト)