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第8回先進地視察 現地拡大ワークショップ 「市原米沢の森」

更新日:2018年6月25日

市原米沢の森

マップ

御十八夜からの展望

 米沢の森は約82ヘクタール。

 市原の真ん中にあり、さらに千葉県のへそ(中心)に位置しています。歴史文化が豊かな広大な森林で、後世に残していきたい巨樹古木の山桜、スダ椎、コナラやクヌギなどがあります。

 頂上の御十八夜(おじゅうはっちゃ)の展望は素晴らしく、東京湾、富士山、南アルプス、筑波山、男体山、房総丘陵、牛久の街並みまで見渡せます。

 森の整備を始めてから、森が明るくなり、御十八夜で昼食をとって景色を眺めて帰るという人々の散策場所になって、来訪者が毎年増えるようになりました。

 森周辺には、来訪者のため、駐車場を3ヶ所整備しています。


会の発足

枝房山桜広場にて

 昭和40年頃には田んぼでしたが、県の所有地となり、人が入らなくなって荒れた森林となってしまいました。

 そこには、地域の人たちが崇拝していた山桜(行人塚の山桜)があり、地域の人々の憩いの場にしたいと、シンボルツリーとして整備することを始めました。

 2004年4月より、『守ろう・伝えよう「米沢の森」』という、思いを同じくする地域住民が集まり、「市原米沢の森を考える会」が立ち上がりました。荒れた森林を再生し、里山の自然風景を守るという保全活動を行っています。

 会員数は35名。常時活動しているのは、5から10名。全員での活動は、週1回、または月1回といった状況です。

 当初は自分たちで活動していることで、行政が支援してくれたらよいという考えで活動していましたが、現在では、行政や民間団体が活動を評価して、いろいろな支援をしてくれるようになりました。

 また、周りの地域団体とも連携を図って活動を行っています。


様々な活動

御十八夜までの道のり

 まず、行人塚までの道づくりから始めました。県のセンターにて、木を切り倒す時の安全講習を受け、チェーンソーの資格を取得したりしています。整備の甲斐があって、ここ2から3年、行人塚の山桜は元気になって立派に咲くようになってきました。

 伐採した木を使った森の階段作りや椎茸作り、竹箸や竹コップ、竹飯ごう作りを行い、作った竹飯ごうで飯ごう炊飯をしたりという、イベントを行っています。また、植物や樹木の名前を知ってもらいたいとネイチャーゲームを企画・実施しています。

 子供たちは里山で活動することで元気に楽しむことができ、大人たちには森林セラピーとなっています。里山での体験活動を通じて、時代を担う人に、もっともっと自然や里山の大切さを知ってもらいたいと考えています。

 イベントを行うことで、地域からも地域外からも参加者があり、その人々がリピーターとして活動に参加してくれるようになりました。

 また、この森の歴史文化に触れることができるイベントも行っています。

御十八夜までの道のり2

御十八夜までの道のり1

 そのほか、ブログやイベント時のチラシに掲載する写真を上手にとるために、専門家を呼んで、自分たちに向けての講習会を開いたりしています。

 自分たちでできることは、自分たちで行い、どうしても行き詰った時には、行政や地位の民間にも相談して、問題の解決策としています。


活動の記録

とん汁をつくる様子

米沢の森で採れたきくらげ入りとん汁

 活動日誌として、「おじゅうはっちゃの森」と題し、ブログを公開しています。

 里山整備の活動の様子やイベントのお知らせなどUPしています。


活動資金

 発足当初は、資金もなく、お金をかけないように活動していましたが、活動が評価され、県や市という行政が助成金の支援をしてくれるようになりました。また、民間にもいろいろなアンテナを張って、資金を得る努力をしています。単年であり、継続的ではないのが課題となっています。

 また、自分たちで道具を持ち寄ったり、地域の民間企業と連携をしてイベント時の材料を安く仕入れるなどしています。

広報活動

PR看板

 イベントを行う時にはチラシでのPRを行っています。駅や公民館などにチラシを置いたり、手渡ししたりと、かなりの発行部数になります。また、市の広報や地域のコミュニティ紙を使ったりもします。いろいろな場所で、いろいろな年代の方々に、いろいろな角度で目にとまるように工夫して、信頼性を持たせています。


ATM鎌ヶ谷市メンバーの感想 視察を終えて

市原米沢の森ポスター視察を終えたATM鎌ケ谷メンバーの感想

  • 皆さんの並々ならぬ努力をとても感じた
  • 新聞の取材は宣伝効果抜群だが、広告宣伝費を集めるのは大変だ
  • 市民目線は大切だ
  • リーダーはみちをきちんと見極めていかなければならないので、人選は重要だ
  • 自ら行動を起こしてやることが大事になる
  • できることは自分たちでやって、困った時に周りに応援を求めていくという活動が大切だ
  • 地域のコミュニケーション作りは必要だ
  • 市民と行政の関わり方の難しさを感じた
  • 目標をもって、自然体で活動している団体だったので、ATMでも末長くゆったりと活動していってほしい
  • 人と人とのコミュニケーションや、地域を守り活かすためのまちづくりを行っているというところが、ATMと同じである
  • 自分たちで活動することによって、メディアや行政を動かしているのが上手い団体だった
  • ATMでもブログやホームページでの周りに向けた情報発信や活動記録としていきたい
  • ATMの植花活動では、専門家に参加してもらうのもいいが、地域の詳しい人々に参加してもらって活動していきたい
  • ATMでは、すべてがトライ&エラーになるので、まず、実際に活動を始めてみよう
  • ATMの植花活動を行うことで、道が綺麗になれば自分も携わりたいとなり、綺麗さの競争心が芽生えるかもしれない

問い合わせ

都市建設部 都市計画課 まちづくり室

〒273-0195 千葉県鎌ケ谷市新鎌ケ谷二丁目6番1号 市庁舎4階

電話:047-445-1433

ファクス:047-445-1400

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