更新日:2024年3月22日
妊娠中に新型コロナウイルスに感染しても、基礎疾患を持たない場合、その経過は同年代の妊娠していない女性と変わりません(注釈)。万が一、妊婦の感染したとしても、妊婦から胎児への感染はまれだと考えられています。また、妊娠初期または中期に新型コロナウイルスに感染した場合に、ウイルスが原因で胎児に先天異常が引き起こされる可能性は低いとされています。
(注釈)高齢出産での妊娠、肥満、高齢者、糖尿病などが新型コロナウイルス感染症の重症化のリスク因子であるという報告もあり、このような背景を持つ妊婦は、特に感染予防に注意してください。
妊婦の方については、念のため、重症化しやすい方と同様に早めにかかりつけの病院や発熱外来に相談してください。
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妊娠中の女性労働者が休みやすい環境の整備などについて、各企業における取組が促進されるよう、経済団体や労働団体へ要請を行っています。
妊婦の方々などに向けた情報につきましては、こちらも参考にしてください。
職場における妊娠中の女性労働者等への配慮について(厚生労働省ホームページ)(外部サイト)
妊婦健診は、妊婦と胎児の健康のために非常に重要です。自分で判断せず、かかりつけの産婦人科医等と、よく相談してください。
妊婦健診には、妊婦の方の健康状態、妊娠週数等によって推奨される受診間隔がありますが、産婦人科医とご相談の上であれば、妊婦の皆様の状況に応じ、妊婦健診の間隔をあけることも可能です。
日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会の両会は、4月21日に里帰り出産(帰省分娩)についての見解を出し、妊婦の方に対し、現在お住いの地域での出産の考慮を促すとともに、会員の産婦人科医に対し、妊婦の方が、里帰り出産できなくなった場合には、居住地域内での分娩施設を紹介するよう要請を行いました。
4月16日に緊急事態宣言が全国に拡大され、全ての国民に移動の抑制を求めていることもあり、厚生労働省としても、妊婦の皆様には、現在お住まいの地域での出産をご考慮いただきますようお願いします。
参考日本産婦人科学会・日本産婦人科医会の妊婦の里帰り分娩に関する見解(令和2年4月21日)(外部サイト)