第4回 鎌ケ谷市地方分権戦略プラン策定委員会 会議録

  • 日 時:平成14年3月11日(月)14:00〜15:30
  • 場 所:鎌ケ谷市役所 第1委員会室
  • 出席者:


鎌ケ谷市地方分権戦略プラン策定委員会委員     (敬称略)
氏 名(所 属) 出 欠
岡田 啓介(市議会議員) 出席
野村 誠剛(市議会議員) 出席
平原 俊雄(市議会議員) 出席
芹澤 功 (武蔵工業大学教授) 出席
平石 正美(国士舘大学助教授) 出席
鈴木 秀承(鎌ケ谷市社会福祉協議会) 出席
笹川 種夫(鎌ケ谷市自治会連合協議会) 出席
豊田 朋二(鎌ケ谷市自治会連合協議会) 出席
高橋 忠 (鎌ケ谷市商工会) 欠席
塙  盛人(鎌ケ谷市商工会) 出席
川崎 幸子(鎌ケ谷市ボランティア連絡協議会) 欠席
松本 恭一(鎌ケ谷青年会議所) 出席
下田 祥裕(KAO(カオ)の会) 出席
野口 恵子(市政モニター) 出席
土井口 美和子(市政モニター) 出席
段木 修 (助役)   ※会長 出席
杉山 巖 (市長公室長)※副会長 出席
大高 勇治(総務部長) 出席


鎌ケ谷市地方分権戦略プラン策定委員会部会長・副部会長
部 会 名 部会長・副部会長名
行財政検討部会 部 会 長  人見 秋水(財政課長)
広域情報検討部会 部 会 長  松原 正彦(情報推進室長)
地域づくり・市民参加検討部会 部 会 長  北村 眞一(地域振興課長)


事務局:市長公室 企画課

吉村 和久(企画課長)


小林 茂 (企画課長補佐)


右京 信治(企画課副主幹:企画調整係長事務取扱)


星野 里香(企画課 主任主事)


三橋 直裕(企画課 主任主事)


藤嶋 晶子(企画課 主任主事)

  • 発言の要旨


  1. 戦略プランの報告書について
平石委員 今回が最終確認なので、いくつか気づいた点を言いたい。
まず、「自治体」と「地方公共団体」という言葉が出てくるが、使い分けているのか。統一していただいた方が良いと思う。
細かいところはあとで事務局に伝えたいと思うが、8ページ第一段落の下の方で、「本戦略プラン策定過程の意見の中においても、「分権と言ってもどういうことかわからない」、「分権で何が変わるのか」という趣旨の発言が多く聞かれ」とあるが、「本戦略プラン策定過程の意見の中においても」は削除した方が良い。
今回、増量されたので、かえって問題が出てきてしまった部分もある。
9ページ(鎌ケ谷市における分権推進上の課題)の上段の項目は、ダブリもあり、ギラギラしている面もあるので、括って文章表現でまとめた方が良い。その下の3項目は、課題というよりは目標である。例えば、財政基盤が弱い、政策形成能力はどうか、パートナーシップはどうかなどがあって、そのためにこうだという目標ではないか。課題抽出の過程では、2〜3ページの新たな時代の要請や分権社会の姿を受けて課題が出てくるべきである。市として何が足りないのかを言うべきだ。
13ページで、「仕組みづくりやシステム化によって行政活動を効率化させる」は、目標に向けて仕組みづくり、システムづくりをするので、反対である。「効率化に向けて、仕組みづくり、システムづくり」とすべきだ。同じく13ページ下の「独自性の高い政策を形成する機能を高める」はもっともだが、現実的でない部分もあり、「地域特性に合致した」とし、かつオリジナリティの高いものとした方が良い。
14ページの「市民団体・NPO等の主体的活動を活発にする」は、市が活発にさせるのか、「支援する」の方が良いか、これは下田委員に確認したい。
53ページの図で私の名前が書いてあるが、「住民主体性」のところの脇で誤解を与えるので、注釈表現かカットしてほしい。
事務局 ご指摘の点の中で確認したいが、8ページは2行カット、9ページ上段は文章的表現に、下段は、これは目標なので、2〜3ページを受けた形が良いということ、13ページは行政活動を効率化させるために、ということで文章を反対にすること、独自性の前に「地域特性に合致した」を加えること、53ページの平石先生のお名前をカットするということで良いか。

下田委員 14ページの「活発にする」の表現は「支援する」とした方が良い。行政がやるわけではないので。市民団体やNPOは自主的な動きが前提なので、「活発にする」はおかしい。

事務局 「活動を支援する」ということでよいか。

岡田委員 支援もその一部だが、本来は自主的に活動して下さいということだから、表現をもう少し考えた方が良い。

下田委員 国レベルでは税制支援という言葉を使っているが、あくまでも自主性をバックアップするのが前提である。

平石委員 主体的活動ということだと支援という言葉になる。パートナーシップということならどうか。

平原委員 具体的には財政支援なのか。

下田委員 それだけではない。協働を前提としたパートナーシップだ。

平原委員 その出だしの段階でのパートナーシップということなら、これは相当に詰めないといけないのではないか。

下田委員 行政がやることをNPOがやるわけではない。あくまで自分たちがやれることをやる、それが良いことなら行政の支援を受けるということだ。行政からこれをやって下さいということではない。補助金を出すという発想ではない。

平原委員 これから、行政とNPOの間でぶつかりあうということも出てくるか。

下田委員 ぶつかってはいけない。NPOは目的をもって、10数項目の活動範囲が定められているので、その中でやっていこうということで、それを明確にして認証を受けるわけなので、行政とけんかするのではなく、市民のために自分たちができることをやっていくので、結果として行政の支援を受けることもあるということだ。

事務局 「市民団体・NPOとの協働の実現を図る」または「協働の実現に努める」でどうか。

平石委員 上のタイトルと一緒になってしまうので難しい。

下田委員 民間活力を活用してよりよい市民サービスをということだ。

平石委員 英語で言うと「エンパワーメント」だろう。活動できる権限や役割を付与するということで、行政参画を高める、そこまでくれば権限を付与するということでエンパワーメントだろう。ただ中身は難しい。

平原委員 ここをしっかりしておかないとあとあと難しくなる。

下田委員 県でNPO立県を目指すなどと言われ、NPOがこれからの時代を担うなどの言われ方もあるが、それはおかしい。NPOは世の中のワサビ的存在で、多くてもいけないし無くてもいけないと思う。市民の力を利用しあってよりよい市民サービスを、という理解しかない。

野村委員 ここでは「住民自治」という言葉を使ったらどうか。「市民団体・NPO等の住民自治を支援する」ということでどうか。

平石委員 最初の原案はいろいろな意味を含んでいる。パートナーシップ等を含めて支援し、制約があればなくしていこうという意味も含まれているので、落ち着きやすいのは「支援する」ということだろう。

岡田委員 NPOは枠をはめられているが、市民団体は枠をはめられていない。その取捨選択が問題だ。

下田委員 それを取捨選択するのは行政の仕事だ。その能力を持っていただけないといけない。活動主体はNPOなり市民団体であり、市はそれを支援する立場だ。

段木会長 ここは、「市民団体・NPO等の主体的活動を支援する」ということでまとめたい。他に意見がなければ、平石先生のご意見を含めて修正すると決定したい。


  1. 「報告に当たって」について
平石委員 単純な質問だが、提言をするということは、この報告書自体が提言なのか、この中の個別のメニューが提言なのか。

事務局 本編部分全体を提言と考えている。

平石委員 それでは今説明された文章は、かがみ文としてということか。

事務局 そうである。

平石委員 了解した。3段落目で、「このような分権社会の創設が求められる社会環境にあって」とあるが、ものを創るということではないので、「創造」の方が良い。

事務局 「創造」に変更することでよろしいか。
岡田委員 3段落目の一番下に、「分権型自治体への構築」とあるが、「への」ではなくて「の」ではないか。

事務局 「へ」を削除ことでよろしいか。

下田委員 最後から2行目で、「将来像の実現に向け、市民との協働により」とあるが、将来像というのがどこに出てきているか。わかりにくい。

事務局 11ページの枠内に書いた未来形を指して将来像としている。

段木会長 総合計画の都市像を踏まえた3つの基本目標の内容を位置づけていることだが、その枠の上に将来像と書いた方が良いのではないか。

平石委員 かがみ文でそれが出てきても、そこまでは読みきれないだろう。他の表現にした方が良い。総合計画の都市像をもっとこれにより良くしていこうというように。

下田委員 そういうことだ。それはみんなでさらに考えて中身を良くしていこうということだろう。単純に将来像と出てくると探してしまう。

事務局 その点、研究したい。

下田委員 レインボープラン21という言葉が入っても良い。本文中で使っている言葉を使っても良い。

平原委員 将来像とはどこまでの先を読んだ将来像と捉えるのか。それを全部レインボープランにすり替えるのはどうか。

下田委員 あくまで「緑とふれあいのあるふるさと 鎌ケ谷」の実現に向けて、というところにすべてかかってくるという理解で良いか。

事務局 そうである。

下田委員 サブで、「市民との協働に支えられた個性豊かなまちづくり」と表現されているので、言いたいところはわかるが、将来像という言葉に変わるとわかりにくくなる。今回の策定では、「市民との協働に支えられた個性豊かなまちづくり」に向かって、という意味の言葉で表現された方が良いのでは。

段木会長 ここは、事務局でさらに詰めて、確立したい。
その他なければ、再度案文をつくって、確定させたい。
  1. 「資料」について(資料1、3−2、4−3)、その他
平原委員 将来像の実現の問題だが、リーフレットの2ページで「市民参加を育むまちづくり」とうたっているので、将来像というあいまいな表現より、この言葉を取り入れた方が良いのではないか。

事務局 「報告に当たって」の下から2行目は、「市民参加を育むまちづくりに向け」という方向で修正することでよろしいか。

平石委員 そのまま読んだ方が良い。レインボープランに則っているのだから。「緑とふれあいのあるふるさと 鎌ケ谷 〜市民との協働に支えられた個性豊かなまちづくり〜」と読めば、そのままつながるので良い。レインボープラン実現のためにもっと細かくやっていくのだということになる。

平石委員 話は変わるが、リーフレットはどういう折り方になるのか。

事務局 3つ折りにしたいと考えている。3ページと4ページの内容を片面に印刷し、1、2、5ページの内容をもう片面に印刷する。予算の関係で、多色は使えず、2色刷り程度となる。レイアウトは印刷業者と相談するが、中身がこのようになるということで見ていただきたい。

段木会長 レイアウトは任せたい。

野村委員 例えば、PFI、行政評価、バランスシート、合併などについて、「導入する」などと謳っているが、議会でも市長に確認しているが、PFIや行政評価、バランスシート等には慎重であり、合併もその方向にないという姿勢がある。それに対して、このプランがどのような扱いになるのか。市民がどう受け止めるか不安がある。市のプランとしてどう扱うのか。

事務局 重点推進テーマは本編に記載しているすべてである。ここまで、この委員会や部会で検討してきたわけで、少なくとも冊子として残るので、この委員会ではこういう議論をしてきたという事実は周知させるべきと考える。リーフレットも自治会等を通じて回覧していく。

段木会長 市町村合併は、「本編では検討します」とまでは書いていないはずだ。重点推進テーマは、策定委員会として「次のように定めました」ということで、「図っていきます」ではないはずだ。表現は慎重にしてほしい。

事務局 その点、是正する。委員会の仕事ということで見直しをする。

平石委員 それができるように我々が提言するということだろう。
全体が大変なボリュームなので、1週間くらい時間をもらって修正意見があれば出すというのはどうか。

段木会長 広報等との関係でタイムリミットはいつか。

事務局 本編は3月31日までに印刷したい。広報は、できれば4月15日号に載せたい。その原稿締切りは3月15日であるが多少の猶予はあるので、言っていただければ修正したい。本編はあまり変わらないと考えられるが。

段木会長 18日(月)で良いか。

事務局 それでお願いしたい。

下田委員 市長への提言としてまとめようというのがスタートだったと思うが、これがすぐに市民に出ていくには疑問もある。提言のあともう一段階必要ではないか。

事務局 市長へは、政策調整会議を経て上げていく。広報は4月15日号を目途としている。整合性がとれるように、会長より市長へ報告する。議会に対しても議会事務局と調整させていただく。

平石委員 今の発言は、作っただけで終わったらもったいないということだろう。実現のためにどう動くかが大事で、それを考えているのか、ということだろう。市民主体という中身なので、ぜひ今年は何々を中心にやろう、というようなアクションをしていくように検討するべきだ。

段木会長 これから具体的に生かしていくことで固まっていることがあるか。

事務局 予算を伴う部分があるが、予定では、男女共同参画を進めたい。市内の女性団体と話し合いをしてきており、予算をお願いしている。行政評価については、予算編成をできれば来年度事業別予算に移行し、そこに行政評価という順番がある。電子自治体は、庁内から、来年度は出先機関の工事が入る。まず役所の中からということで進める。重点推進テーマのやれるものからやっていこうという姿勢である。

鈴木委員 最初は市長への提言ということだったが、いきなり市民にPRということだが実際に動きだすには議会の議論も必要なはずだが、どうか。

事務局 市長には3月中に報告する。議会にはなるべく早く調整させていただきたい。その後、リーフレットの配布回覧等で市民の方々にお知らせしていく。順序はそういうようにしていく。4月15日の広報で早すぎるということであれば調整したい。

平石委員 全国的な流れの中で、東京都ではホームページでこういう会議の議事録が発言者名も含めて即座に掲載されてしまう。どういう性格の会議かがわかるので良いが。

芹沢委員 この委員会も議事録がホームページに出ているでしょう。学生もそれをチェックしている。これはあくまで戦略プランだ。大雑把なところはこういうもので良い。具体的な部分は戦術だろう。戦術は、市長がどう料理するかという腕前の部分だ。戦略はおおらかに議論した結果であると考えれば良い。

段木会長 おかげさまでこのような形でまとまった。本日の意見による修正を加えて報告書をまとめるが、まだまだこの報告書がスタートラインである。今後さらに調査研究を続けていかなければならないので、引き続きご支援ご協力をお願いしたい。これを手引きとして、職員の意識改革、市民との協働にも努めていきたい。広報等を通じて市民にも議論が高まるように期待したい。本日はありがとうございました。





  • 会議録署名人の署名


以上、会議の経過を記載し、相違ないことを証するため、次に署名する。


平成14年 4月 4日

氏名 平 原   俊 雄