ジカ熱(ジカウイルス感染症)について


 ジカ熱(ジカウイルス感染症)は、蚊によって媒介されるジカウイルスによる感染症で、中南米を中心に感染が報告されていますが、日本国内での感染は報告されておりません。
 ジカウイルスを持った蚊に刺されてから数日後に、軽度の発熱、頭痛、発疹などの症状が見られますが、感染しても症状がない場合もあります。基本的に、感染したヒトから他のヒトに直接感染するような病気ではありません。

1発生状況
 アフリカ、中南米、アジア太平洋地域で発生がありますが、近年は中南米等で流行しています。海外の流行地域で感染し、発症した症例(輸入症例)が報告されていますが、国内で感染した症例はありません。

2感染経路
 ヒトからヒトの直接的な感染はありません。ウイルスに感染した患者を蚊が刺し、その蚊に刺されることで感染します。しかし、稀なケースとして、輸血や性行為による感染が指摘されています。

3症状
 蚊に刺されてから2日〜12日(多くは2〜7日)の潜伏期間の後、主として軽度の発熱(ほとんどの症例で38.5℃以下と報告があります)、頭痛、関節痛、筋肉痛、斑丘疹、結膜炎、疲労感、倦怠感などを呈します。これらの症状は軽く、2〜7日で回復します。
 また、感染した全員が発症するわけではなく、症状がないか、症状が軽いため気付かないこともあります。妊娠中に感染すると胎児に感染する可能性が指摘されていますが、その感染機序や感染時期はわかっていません。
 
4治療
 対症療法を行います。有効な抗ウイルス薬はありません。

5予防法
  • 有効なワクチンはありません。流行地域で蚊に刺されないことが唯一の予防です。
  • やむを得ず流行地域に渡航される場合は、長袖、長ズボンを着用し、素肌でのサンダル履き等は避けましょう。虫除け剤の使用等によって、屋外だけではなく屋内でも蚊に刺されないように注意しましょう。
  • 妊娠中のジカウイルス感染と胎児の小頭症との関連が示唆されていることから、妊婦および妊娠中の可能性がある方は、流行地域への渡航を控えた方がよいとされています。やむを得ず渡航する場合は、主治医にご相談ください。
  • 性交渉による感染リスクも指摘されており、流行地から帰国した男性は症状の有無にかかわらず、最低4週間、パートナーが妊婦の場合は妊娠期間中、性行為の際はコンドームを使用するか、性行為を控えることを推奨します。
  • 夏に向けて、蚊を媒介とした他の感染症(日本脳炎など)を予防するためにも、家の周囲を点検して不要な水たまりをなくすなど、蚊の発生を抑える環境をつくりましょう。

【参考リンク】
千葉県のジカ熱に関するHP
http://www.pref.chiba.lg.jp/shippei/kansenshou/mos-borne/zikafever.html

厚生労働省HP「ジカ熱について」
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000109881.html

検疫所(FORTH)海外感染症情報
http://www.forth.go.jp/topics/fragment5.html

蚊媒介感染症専門医療機関一覧 一般社団法人日本感染症学会
http://www.kansensho.or.jp/mosquito/medical_list.html

国立国際医療研究センター ジカ熱
http://www.dcc-ncgm.info/topic/topic-%E3%82%B8%E3%82%AB%E7%86%B1/?logout=1

外務省 海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/

ジカ熱に関するご相談は、最寄りの保健所へご相談ください。
鎌ケ谷市を管轄する保健所 習志野健康福祉センター(電話)047−475−5151


【問い合わせ】 健康増進課予防係(電話)047−445−1390
環境課保全係(電話)047−445−1229